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ドイツと日本の話

ドイツから

あの地震から2週間が過ぎましたね。
皆さん、いかがお過ごしですか?

私はちょうど一週間前にドイツに帰りました。
予定より3日早い帰独でした。

あと3日待てば新しい航空券を買う必要もなかったのですが、
原発事故のことでドイツではヒステリックな報道が続いていたため、
ドイツの家族が私の帰りを待ちきれなくなったというのが
早く帰った理由です。

ドイツに帰っても日本の家族はそのままなので、
私の憂慮は続いています。

こちらに帰ってきて、まず、私が日本滞在中に心配して電話やメールで
連絡してきてくれた友人たちに「無事帰独」の回覧メールを書きました。

文中には、もちろん私が利用した航空会社が被爆テストを行った事を
書くのも忘れませんでした。

なぜって、こちらでは、すでに日本列島全体が放射能で汚染されている、
と思っている人が多いからです。

被災者の方たちのことを考えれば私のストレスなど小さなことですが、
早めのドイツ帰国を決意し実行するにあたっては、いろいろな思いが
交錯し、迷いがあったので、本当に長い道のりだったというのが
実感です。

地震が起きてからドイツに帰るまでの約1週間、ものすごく長く感じました。

さて、さっそく今週は、私が数ヶ月前からプランニングし、コーディネート
してきた日本からの研修グループが「予定通り!」
こちらにやってきました038.gif

7名の参加者のうち5名が九州からの参加であったことも大きいです。
が、こんな時にも諦めない前向き志向が感じられて嬉しかったです。

また、異国にありながら、祖国を憂慮する気持ちを共有する人々と
日本の復興を信じる気持ちを互いに確信し合えることができ、
今この時期に日本からの真摯なゲストと交流できたのは
幸せなことでした。

こちらは今週もう本当にお天気の日が続いています。

万障を繰り合わせてドイツにやってきた研修グループの方たちに
神様のご褒美なのかもしれません058.gif


追記:
下記ブログで参加者の方による研修レポートが見られます001.gif
http://ameblo.jp/ashi-nurse/
Commented by tuka at 2011-03-27 23:20 x
複雑な思いで日本を後にされたのが痛い程分かります。
先週大阪出張が決まる際、「場を一旦離れる恐さ」(一口では言い表せない微妙な感覚)を実感しました。

現場では連日に渡って決死の作業が続いていますが、技術担当者のコメントはなんとも悠長で暢気な発言(に感じる)が多く、topも首相も出て来ない現状、うっすらストレスが渦巻いています。。

一時期カップラーメンの買占めなんかが増えましたが、先日の水危機に続き、今後は葉モノ野菜、魚、肉等、全般に出荷差し止めなんてニュースが出てきそうです。
国の判断、支持に従い、粛々と生活するしかないのですが、終息の目処が立たないのは、ストレス以上に経済打撃が日増しに大きくなり、そちらも問題。。
Commented by mamapanda_mimi at 2011-03-28 03:57
この状態が長く続くとただでさえ低迷していた日本の経済、いったいどうなってしまうのか本当に心配です。まずは何としても原発の危機を脱してもらわなくては。
そして復興には今回無傷だった西日本の力が必須です。日本人が一体となって頑張らなくては。







































































































































































































































































































先日NHKの番組で、HISの社長が、今回無傷だった西日本を経済の中心とし、東関東は政治の中心地とするという意見を述べていましたが、私もそれいいアイディアだと思いました。
by mamapanda_mimi | 2011-03-26 17:49 | 社会 | Trackback | Comments(2)