車中で

ニュルンベルクからの帰りのIC(インターシティ)の中でのことです。

一等のコンパートメントの窓際の席に進行方向に背を向ける形で
一人で座っていました。

この線の一等はいつも空いているので座席指定(特急券とは別売りで
5 EUR程度)はとっていませんでした。

その日も空いていて、コンパートメントは6人用ですが、
どこもせいぜい2,3人程度しか埋まっていませんでした。

で、私の座っていたコンンパートメントはまだ私だけでした。

突然、まだ20代の若い女性が入ってきて、私の目の前に
自分がインターネットで購入したチケットを突き出し、

「あなたの座っている席は私の席」

と言いました。

で、私はその振る舞いにちょっと驚きましたが、

「OK」

と言って向かい側の席に移動、
つまり、進行方向に向く形に座り直しました。

これ自体は何の問題もない出来事でした。

しかし、しばらくの間、今起こったことが、いかにもドイツ的なシーン
であったことが私の頭から離れませんでした。

相手は「若い」「インターネットでチケットを購入した」
そして「携帯電話も使いこなす」女性です。

なんで年配のおばあさんによくありそうな「頑固さ」を通したのか・・・

自分のその予約した席に座って、そのコンパートメントが
埋まらないままの状態だったのを見て、
後で恥ずかしくならなかったかなあ?

よく進行方向に向いて座りたい、という人がいるのですが、
彼女の予約席は進行方向に背を向ける席だったので、
その理由も考えにくい。

もしかしたら、後から電車がいっぱいになって
余裕がなくなると思ったのでしょうか?

それならその段階になって「自己主張」してもよかったんですよね。
ま、いっぱいになるのはまず「あり得ない」ことなんですが。

で、実際にはそのコンパートメントは後から一人来て、
先に降りただけでした。

結局、彼女と私は同じ駅まで行ったので、ずっと一緒
だったのですが、車中ではなんとなく気まずい雰囲気が・・・

普通は向かい側に座っている人とちょっとした会話を
することもあるのがコンパートメントの良さでもあるのですが、
一言も口をきかずに終わってしまいました。

ああ、ドイツだなあ、と思った出来事でした。
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by mamapanda_mimi | 2012-04-23 20:44 | 社会 | Trackback | Comments(0)
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