外国人としての素行を問われる

一昨日の夕方、リコーダーの練習に車で出かけた時、
途中、私の進行方向のサイドに路上駐車が多い
なだらかな下り坂を通りぬけようとしました。

すると向かい側から60~70歳くらいの女性が
電気自転車に乗って坂を上がってきました。

私は路上駐車の車を避けて反対側にオーバーしながら
うまくすれ違えると確信してそのまま通りぬけたのですが、
バックミラーを見たら、その女性、自転車ごと倒れてしまいました。

私の車には全く触れてなく、あくまで私が通り過ぎた後に
ふらついて倒れたようでした。

あわてて車を止めて降り、その女性のところへ駆けつけました。
この段階では私は自分に非があるとは意識していませんでした。

しかし、その女性,開口一番
「あなたは私をよけて反対側で止まるべきだった。
そのまま通り過ぎるにはここはスペースが狭すぎる。
あなたが悪い。」
とはっきり言ったのです。

私:ヨーロッパではやたらと謝ってはいけない、
落ち着いて検証してからにしよう・・・

女性は左足の膝を擦りむいていました。
その他、自転車のサドルの位置がちょっと曲がっちゃっていました。

不幸中の幸い、それ以上の怪我や被害はないようだったので、
どこに住んでいるか、一人で帰れるかどうかを訊くと、
自宅は目と鼻の先(女性は通り名と家番号をすぐ言いました)
なので、自転車を引きながら一人で帰れる、ということ。
なので、そのまま私は先を急ぎました。

しかし、後味は悪く、何しろ、その女性から「悪いのはあなた」
と言われたので気分最悪。

途中、夫に電話し、状況を説明しました。
すると夫も「サイドに車寄せして停止し、その女性が通り過ぎるのを
待つべきだった」と言われました。

で、いろいろ考えたのですが、結局リコーダーの練習の後に
お見舞いに行くことにしました。

お花とチョコーレートを持って、通り名と家番号はうる覚えでしたが、
だいたいの見当をつけて訪ねていきました。

建物は見つかったのですが、共同住宅だったので、
入口にはたくさんの人の名前が載っていて
例の女性がどこに住んでいるのかさっぱり分からず。

途方にくれていたところ、たまたま同じ建物内に住んでいる
やはり初老の婦人がどこからか帰ってきたので、
その方に聞いたところ、年格好、自転車を利用している、など
例の女性を描写したところ、「マイヤーさんに違いない」と判明。

で、呼び鈴を押してみたところ、例の女性でした。
これは本当にラッキーでした。

で、私は自分の誤りを認識していなかったこと、
そして、少なくとも停車するべきだったこと、
などを述べ、お花とチョコレートは怪我の痛みを
治すことはできないが、慰めにはなると思い・・・
と言い、丁重に謝りました。

マイヤーさんは
「私は最初から間違っていたのはあなただったと
分かっていた。」
とドイツ人女性らしく自分の主張を繰り返しましたが、
それでも、「もういいのよ、気にしないで」
と言ってくれました。

めでたしめでたし、でした。

やっぱりお見舞いに行ってよかった。
これで私も「よく眠れる」と安心。

まあ、今回どうも私が悪かったらしいので、
お見舞いに行ったのは本当によかったのですが、
この出来事は私の自宅の近所で起こったことだったので、
後味の悪いままで放置しておいたら、ご近所で悪評が立つ
恐れもありました。

こういう時、私は外国人ですので、特に要注意なわけです。

つまり「外国人の素行」は特に批判の対象になりやすいので。

ここでお相撲に結びつけるのも変ですが、
横綱ハルマもそういう意味で気を付けるべきでしょう。
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by mamapanda_mimi | 2012-09-27 22:30 | 社会 | Trackback | Comments(4)
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Commented by tuka at 2012-10-09 19:30 x
一先ずは丸く納まって良かったですね。
気分は100%復帰しないまでも、後味の悪さは解消できたし。。
Commented by mamapanda_mimi at 2012-10-10 22:38
そうなんです。普段良心的市民として自負しているつもりなのですが、思いもかけないところで失敗ってあるものですね。
それにやはり自分はアジア人的というか・・・人口の多い所で生活してきたアバウトさが出たような気がします。このくらいなら通り抜けられるから行っちゃえ、みたいなところがあったと反省しています。
Commented by ミンガ at 2012-11-12 22:28 x
久しぶりにお邪魔、コメントいたします。気持ちの良いお話ですね

ご主人が「貴方は待つべきだった」と言われなければ、反省せずに外国人だから攻められると卑屈な考え方を育てていったかもしれませんね。そうゆう日本人がたくさんいます。
でもこの国は「外国人もドイツ人も関係ない、強いものが弱いものを待っててあげるのが暗黙の常識の国・日本の反対」ぐらいに今回の事件を理解されると良いかと思います。
ドイツ人は道理が通れば、何人関係ありません。子供の時からドイツ人のように理論整然と話す訓練が日本の社会や教育にないために、一番楽で危険な「ドイツ人と外国人」と2次元になりやすいのです。
長い間暮らしている私ですが、いつも新しい発見・まだまだ勉強中です。
Commented by mamapanda_mimi at 2012-11-13 00:34
おっしゃる通りです。鋭い分析ありがとうございます。この出来事には「道理」を通すドイツ人と「曖昧」な日本人の典型的な接点が見えます。こんなことでアイデンティティを認識するというのも皮肉ですが、これも一つの発見です。