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ドイツと日本の話

書と絵

東京の実家はただ今バリアフリーに大改造中。母が丸一年の入院生活を終えて車椅子で自宅に帰ってくることになりました。入院した時は膝に痛みがある以外は健常者だったのですが、退院の時は身障者の認定を受けて帰ってきます。正直言って納得のいかない流れです・・・

・・・それはともかく、その改造にあたっていろいろな物を整理することになり、前回日本に行った時に箪笥の中の物をあまりよく見もせずゴソっとドイツの自宅に持ってきたのですが、その中に書の掛け軸がありました。それを我が家の階段室にかけてみて、つくづく眺めたところ・・・
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何と左下に亡くなった父の名前が書いてあるではありませんか。何とか先生へ、と書いてある、そして父の名前。イヤー昔の人は達筆でしたねぇ。

家に来たドイツ人にこれは何と書いてあるの?と聞かれても「残念ながら中国の文章なので読めません。」と答えている私ですが、書が生きている、というか、父が側にいるような温かみを感じるのも不思議なことです。この書がこの階段室にぴったりなのは拙宅が古い家だからでしょうか。これだけ見ているとドイツじゃないみたいですよね。
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ついでに一部ですが居間の写真:
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こちらは日本風ではありませんが、今度は絵が生きている、というか雰囲気を作っていますよね。上の絵はヘーラ・ペータース・エッベケという女流画家の銅版画で、私の特に気に入っている絵です。
Commented by yoshikazunet at 2007-11-17 15:27
お父様の書の掛け軸・・素晴しいですね。とてもドイツとは思えませんね。亡くなったお父様がしっかり見守ってくださっている感じ・・よかったですね。
Commented by mamapanda_mimi at 2007-11-17 19:03 x
父が書を書いている姿は見たことがありませんでした。ただ、父が8歳の時に書いた書がやはり掛け軸になっているものが残っており、それは4文字の漢語なのですが、それも大したものです。現代の8歳児のことを考えると信じられない感じがします。
by mamapanda_mimi | 2007-11-07 07:25 | Trackback | Comments(2)