イギリスに行こう! 最終編

オックスフォードの街に行った日、
お天気は最悪、
時々降る雨、強い風、低い気温・・・

駐車場に着いて、夫(ドイツ人)が車から降りようとした時、
突風が・・・
その途端、車のドアが飛ばされるようにパッと開き、
隣に駐車してあった車にドン!

あ~しまった、どうしよう?
隣の車についたキズは約8cm。
それも新車です。
修理するとしたら700 EUR(12万円)くらいはするかも・・・

あたりには誰もいない・・・
でもこのまま別のところに駐車して知らん顔する? 
なんてとんでもない。
そんなこと、自分が逆の立場になったら、
ものすごく頭にくるじゃない。

ましてや正義感の強い夫のこと、
起こったことは天災のようなことだけど、
何とかしなければ・・・。

外国を旅行中にこういうことが起こると、実に厄介ですね。

起こったことの一部始終、お詫びの言葉、連絡先をメモに書き、
それを持ち合わせの透明のビニール袋に入れ(防水対策)、
ワイパーにしっかりと挟み(強風対策)、
相手の車のナンバーをメモし(相手が気がつかなかった時の対策)
デジカメで現場をバチバチ撮りました(相手と保険会社に対する証拠写真)。

そして、意気消沈しながらも街中に出かけようとした時、
相手の車の持ち主(イギリス人)が駐車場に戻ってきたのです。
その人、最初全く気づかずに車に乗って発車しようとしました。
そこをこちらがあわてて止めて、事情を説明。

ビックリしたのは、その人の反応:
”Don’t worry.”

もちろんガッカリしたでしょうし、ムッともしたと思いますが、
そのまままた車に乗って発車する雰囲気に・・・。

「ちょっ、ちょっと待ってください!」と私たち。

それから何度も何度も説得するというプロセスがあった後、
ようやく、ドイツに帰ったらこちらの保険会社が連絡する、
ということでとりあえず決着。

それから数時間後、その人から連絡がありました。
興味深い内容なので紹介します:

「知り合いの修理工場が約120ポンド(2万5千円)で
綺麗に直してくれることになった。
それを払ってくれればそれでいい。
それよりも、イギリスでは同じようなケースの時、
知らんふりするのが常なのに、
貴方はメモを残して良心的に対処してくれた。
とても感心した。
あなたの国(ドイツ)の評判に相応しい態度だった。」

いやぁ、ちょっと感動しましたね、その言葉に・・・。
その日は意気消沈した一日だったんですが、
災い転じて福となる、くらいに気分が爽快になりました。

一概にイギリス人が、ドイツ人が、とは言えませんが・・・

イギリスではこういう場合に(車にキズをつけた方は)「知らん顔するのが常」というなら、
車をキズつけられた方がドイツ人なら、こういう場合「怒鳴るくらいに怒るのが常」です。
「賠償金を過剰に取ろうとする」のもあり得ます。

また、私の夫のように「弁償したい」と相手に迫り、
「執拗に」正義感を通すのは、
ドイツ人的な「徹底性」に通じるもの。
「こうあるべきだ!」ということに拘るんですね。

一方、”Don’t worry.” という「クール」というか、「フレンドリー」というか、
この相手の反応は、やっぱりイギリス人的なのではないかな。
ちょっと「面倒なことは避けて通りたい」という感じも受けましたが。

どこの国にもいろいろな人がいるわけですが、
ある程度の傾向というものはあるようですね。

今回の「イギリスに行こう!」の旅は、
同じヨーロッパ内でも国によって様々なんだ、
ということを実感した旅でした。

それにしても、イギリスのスーパーのレジの鈍さは相当なものですね。
それにイライラせずにクールに列を作って待つイギリス人。
ドイツ人とやっぱり違うなぁ。
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by mamapanda_mimi | 2008-08-23 17:21 | 旅行 | Trackback | Comments(0)
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