ドイツ文学界の法王がFAZのCMで語る

マルセル・ライヒ・ラニツキ氏がテレビの栄誉賞を拒否した話
(http://mamapandam.exblog.jp/8820539/)は、
今やドイツのいろいろな場面でパロディ化されています。

そんな中で、そのラニツキ氏が、最も硬派の全国紙で自身も
長年文学批評を担当したフランクフルター・アルゲマイネ紙(FAZ)
のオンラインCMに登場しました。

これ、よく出来たCMで、ラニツキ氏の言葉にはなかなか深いものがあります。

ドイツ語が分かる方は是非ご覧ください:
http://www.faz.net/s/RubDEF167100FDE4C9A8743CD8A4CDBF517/Doc~EF772B56633FC479C98BA7C66C853F137~ATpl~Ecommon~Scontent.html

ちょっと紹介してみます・・・

廃棄物となったテレビモニターがゴチャゴチャに収集されている場所の奥に
ラニツキ氏が座ってFAZ紙を持って頭をうずめて読んでいる写真が見えます。

ビデオをスタートさせると
「この(FAZ紙)後ろにはいつも賢い頭脳が隠されているのです」
とタイトルが出ます。

ラニツキ氏のインタビューが始まります:

テレビの質が低下しているという発言がセンセーションを起こしたのは何故か?

多くの人が思っていても言葉に出して言わないことを
私がはっきり言ったからでしょう。


それを公に発言できたのは年の功か?

いいえ、多分多くの人は、言っても仕方ない、と思っているだけでしょう。

低俗なテレビ番組と低俗な本とどっちが我慢できるか?

テレビでしょう。観たくなければ消せばいいのですから。

テレビばかり観ている若い大人にどんな本を奨めるか?

それは何とも言えません。そういう人たちの知的程度がどんなものか分かりませんから。

何故若い人に新聞を読むことを奨めるのか?

世の中で何が起こっているか、知っていることが必要だからです。

知的な人々に何を奨めるか?

知的な本と知的な新聞を読むことです。
そういうものがそんなにたくさんあるわけではないけれど、
少しはありますから。


未来についてどう思うか?

私はもうかなり高齢(88歳)ですから、未来はもうそんなにありません。
だから未来については語りません。
過去と現在についてだけにしておきます。



最後の回答、名言ですね。

そういえば、日本では麻生首相が漢字を読み間違えることが
多いということで、ある学生がインタビューされて
「マンガばかり読まないで本を読んだ方がいいんじゃない?」
と言ったと聞きましたが、ラニツキ氏がこのことを聞いたら、
多分、一国の首相のこととは信じられないのではないかな?
[PR]
by mamapanda_mimi | 2008-11-16 08:24 | 文化 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://mamapandam.exblog.jp/tb/8927582
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by オニオン at 2008-11-17 19:52 x
mamapandaさん、ラニツキ氏についてのブログで恐縮ですが、相撲の話でよろしいですか。ラジオの実況で6日目の稀勢の里戦で股関節を痛めたと言っていました。けがだらけで痛々しくてどんな状態なのか知りたくて、ビデオで確認しました。今日安馬に負けはしましたがそんなに悪い相撲ではなかったです。ただ、安馬の勢いに負けた。。そんな感じです。左太ももを痛め股関節を痛め、左上腕は古傷の悪化だそうです。それでも、土俵に上がり続けるという決心をしているそうで、その心意気にだけでも応援しつづけましょう。
Commented by mamapanda_mimi at 2008-11-17 20:29
オニオンさん、情報ありがとうございます!

実はきょうは観戦するつもりだったのに、午前中忙しくしていて、結局見損なってしまったのです。どんな様子だったか分かってから「きょうこそは」カロヤンについてのアップを予定していました。ファンとしてやはり黙っていられない状態になってきていたからです。

でも、オニオンさんのおかげで不調の理由が分かり、大分気持ちが楽になりました。

キセノン戦はYou tubeで見ましたが、あの股の開き具合は異常だったので、股関節損傷と聞いて納得。キセノンも何故勝てたのか不思議な顔をしていましたよね。立合いから前半は攻めていたのに惜しい取り組みでした。

バルト戦もその後遺症に違いありません。少なくともバルトの殊勲で決まった取り組みではなかった。カロヤンは前に出ていっていたし・・・。

きょうもそんなに悪い相撲ではなかった、ということで本当に安心しました。もちろん怪我は災難ですけれど。さらに、負のスパイラルで土俵に上がるのが怖くなっているのではなく、戦いつづける決意と聞いて、見くびっていたことを恥じる気がするくらい見直しました。

ファンとしても今こそ負けることを怖がらずしっかり応援しましょう!