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ドイツの前大統領ウルフ氏が大統領職辞任に追い込まれた
ことについては昨年2月にこのブログでお伝えしました

そのウルフ氏が辞任発表の時に強調して感謝の言葉を
述べていた愛妻と離婚することになったと聞いて
ビックリ005.gif

最初に私が思わず言った言葉は「かわいそう」
でした。

彼が汚職疑惑を抱えてグレーゾーンを渡り歩いてきたこと、
そういう人がドイツの大統領であることには
もちろん私も批判的でした。

でも、何も奥さんまで彼を見捨てることはないのではないか、
なんて思ったんですよね。

こういう時にこそ、夫を助けるのが妻の役目ではないか・・・と、
あっ、これってやっぱり大和撫子的な考えだったかも037.gif

こういうことをドイツ人女性に求めるのは無理な話なのかな?

実はこの奥さん、秋頃に自分で本を出していて、
その中でも夫婦仲がうまくいってないことをほのめかしていたのです。

理由は、何か夫の社会的立場故に自分の意思と関係ないところで
自分の生活が決められていたことにとても不満を感じていたとか。

まあ、大統領の妻ともなれば、大統領の妻としての役目もあって当然。
仕方ないことなんではないでしょうか?

でも彼女はそのことが原因で夫婦間に支障を来たした
と主張していたようです。

大統領の妻としては若すぎたことも原因と言わざるを得ないでしょう。
それはウルフ氏についても言えるかも。彼は50歳前後でしたし。

大統領たるもの、国民に指針となるような生き方を求められる
わけですから、私欲の塊的な汚職疑惑グレーゾーンでの生き方では
ふさわしくありません。

こういう時にやはり思い出すのが東関東大震災の時の天皇皇后両陛下の
被災地訪問が感動的だったことです。

なぜそれが感動的だったかというと、やはり天皇皇后両陛下は
利害関係というものが全くない存在の方たちだからだと思うのですね。

話はずれてしまいましたが、この夫婦破綻でプライベートでも
どん底に落ちてしまったウルフ氏、身から出た錆とは言え、
私は奥さんの方にどうしても反感を持ってしまうので、
気の毒に感じているわけです。

で、きょうのSpiegelで読んだんですが、
どうもウルフ氏にヨーロッパとトルコとの関係を仲介するような役割を
してもらったらどうかという話が出ているようです。

ウルフ氏は大統領時代にもその関連事に尽力していました。

新たな気持ちでそういった意味ある仕事に従事して、
大統領職経験者の名誉を追求するチャンスを与えられたら、
彼も人間として復活できるのではないでしょうか?

今度こそ、真摯に頑張ってほしいですね。
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アベノミクスというマスコミ用語が頻繁に聞かれるようになりました。

この経済政策がいいかどうかは私には判断できません。

株価は上がってきていますが、私は株音痴なので
なんとも言えません。

ただ、ユーロの円に対するレートが上がってきているのは
唯一関係がありますが、これも個人的には一長一短なので、
コメントは避けたいと思います。

しかし、この安倍政権の経済政策については、
ドイツのメディアでも取り上げられています。
海外でも関心度は高いようです。

で、どうも安倍政権の本当の目的は
夏の参議院選挙に勝つということらしいですね。

前回首相だった時の苦い経験を踏まえて
ねじれ国会ではやりたいことができない、ということで
経済を上向きにして人気を集め、一気に大勝し、
史上最強の自民党政権にすること。

そういうことらしい。

イギリスのエコノミストもそう分析しています。
(JBpressの翻訳版)

これが本当だとして、有権者がこれに乗せられるだけだとしたら、
こんな馬鹿な話はありません。

目先のことしか見えない市民においしいものを見せる、
という手段というのはナチズムの台頭の手段とも似ています。

過ぎてみれば、どうしてナチがあんなに権力を握ることが
できたのか疑問に思いますが、それが可能だったという
事実があるわけです。

だからドイツでは市民が二度とそういう間違いを犯さないための
戦後教育をやってきています。

日本人もそういった史実から学ぶことが必要なはずなのに、
それどころか安倍さんは日本が過去に犯してきた事実まで
否定しようとしているわけですから、とても危険なのでは?

なんだか新年早々暗い気持ちになってしまったので、
私なりに警告を発してみました。
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衆議院選挙が終わって
何故自民が大勝したのか、
再政権交代になってこれからどうなるのか、
などの分析がメディアで行われています。

ドイツでの報道でもウォールストリートジャーナル(ドイツ版)など、
かなり正確な分析がされています。

きょうのasahi.comのWEBRONZAで
「脱原発にまったく動じない日本の選挙」
という記事を読みました。

私とまったく同じ疑問をテーマにしていて
共感を感じました049.gif

「原発はこれら(年金、消費税、子育て、TPP、安全保障、憲法等)の諸政策と同列にとらえるべきでない」
というのですね。

同感です。

やはり私は日本に住んでいないので諸政策に
対して距離感というものがある、とも言えるかもしれません。

でも、よく考えてみると、上記に挙げた諸政策の中で
私が無関係なのは「子育て」くらいです。

それに消費税ともなると、何しろドイツでは消費税が19%ですからね、
どうしても比較して、上がっても仕方がないんじゃない?
なんて思ってしまうわけです。

選挙結果はもう出ているので、まずは自公政権の手腕を観察して
いきたいと思いますが、諸政策とは別に、右派、左派関係なく、
エネルギー政策に取り組む流れができることを願います。
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自民党の優勢は予想されていたとはいえ、
驚くべき大勝でした005.gif

「原発ゼロ」は多くの人にとって今回の選挙の
テーマではなかったみたいですね。

この辺はやはり日本に住んでいない私と
多くの人たちとの間に温度差があったみたいです。

私は自民党に入れませんでしたが、
石破幹事長の言うことはかねてから
いいと思うこともありました。

で、「美しい日本」スローガンの安倍さん、
「原発ゼロ」を見直されるらしいですね。

いいのかなあ?

と心配ですが、多くの日本人が選んだ自公政権です。

(途中で投げ出すことのないように)
経験豊かなプロの政治手腕を見せていただきたい。
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実は私はすでに郵便による投票を行いました。

先週の土曜日にこちらで投函したので、
そろそろ私の1票が品川区の選管に到着している頃でしょう。

投票に当たっては、各政党の政策や候補者の主張など
もちろんいろいろと下調べをしました。

インターネットを通して情報は入りやすく、
普段から日々日本のニュースも追っているので、
外国に住んでいてもある程度は日本事情にも通じています。

しかし、やはり日本に住んでいるわけではないので、
生活者としての実感が欠けているんですね。

だから、日本に行った時にいろいろな人と
話をすることがとてもとても貴重なのです。

で、私はもう決断をしてしまったわけですが、
きょうの朝日の世論調査結果発表によると
自民党がますます支持を伸ばしているとか・・・

これが私には理解できない。

別の世論調査で確か脱原発を望んでいる人が国民の大多数
という結果が出ていたと思うんですが、それなのに
なぜ脱原発を政策ではっきり唄ってない自民党を多くの人が
支持しているのか?

これ単純に疑問です。

憲法改正や経済や他にも重要問題があるからかもしれませんが、
いくら重要でも人類存続を脅かすかもしれない原発問題は
それ以前に重要な基本問題ではないでしょうか?

福島第一原発の事故で紙一重で起こるかもしれなかった大惨事
のことを思い浮かべれば、長い間東電と癒着した政府を率いてきた
自民党に一票を入れるなんて、私だったら絶対にあり得ない。

ということで、私がどの党に入れたかはもちろん公表しませんが、
脱原発を政策に唄っている党に票を入れました。

皆さんも目先のことに捉われず、どうか深く考えてみてください。

そうそう、維新の代表になった石原氏が、核を持っていない国は
発言権がないとか弱いとかいうようなことを言ったようですが、
それならドイツはどうなのでしょうね。

ドイツは確かに第二次大戦の敗戦国であり、ナチの大罪によって
各方面で発言には注意を払うことを迫られている国ではありますが、
それでも政治経済において常にリーダーシップを取っています。

核を保有せず、また原発も2022年までに全面停止する
決定をしています。

ドイツを見ると石原氏の主張はあたっていないと感じます。

ドイツに住んでいるとドイツという国が窮屈であると感じることは
正直言って多々あります。

しかし、その窮屈さに私自身が守られているのも本当です。

この国に対する「愛国心」はないけれど、
私の中にどこかドイツに対する「尊敬の気持ち」が根付いています。
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一昨日の夕方、リコーダーの練習に車で出かけた時、
途中、私の進行方向のサイドに路上駐車が多い
なだらかな下り坂を通りぬけようとしました。

すると向かい側から60~70歳くらいの女性が
電気自転車に乗って坂を上がってきました。

私は路上駐車の車を避けて反対側にオーバーしながら
うまくすれ違えると確信してそのまま通りぬけたのですが、
バックミラーを見たら、その女性、自転車ごと倒れてしまいました。

私の車には全く触れてなく、あくまで私が通り過ぎた後に
ふらついて倒れたようでした。

あわてて車を止めて降り、その女性のところへ駆けつけました。
この段階では私は自分に非があるとは意識していませんでした。

しかし、その女性,開口一番
「あなたは私をよけて反対側で止まるべきだった。
そのまま通り過ぎるにはここはスペースが狭すぎる。
あなたが悪い。」
とはっきり言ったのです。

私:ヨーロッパではやたらと謝ってはいけない、
落ち着いて検証してからにしよう・・・

女性は左足の膝を擦りむいていました。
その他、自転車のサドルの位置がちょっと曲がっちゃっていました。

不幸中の幸い、それ以上の怪我や被害はないようだったので、
どこに住んでいるか、一人で帰れるかどうかを訊くと、
自宅は目と鼻の先(女性は通り名と家番号をすぐ言いました)
なので、自転車を引きながら一人で帰れる、ということ。
なので、そのまま私は先を急ぎました。

しかし、後味は悪く、何しろ、その女性から「悪いのはあなた」
と言われたので気分最悪。

途中、夫に電話し、状況を説明しました。
すると夫も「サイドに車寄せして停止し、その女性が通り過ぎるのを
待つべきだった」と言われました。

で、いろいろ考えたのですが、結局リコーダーの練習の後に
お見舞いに行くことにしました。

お花とチョコーレートを持って、通り名と家番号はうる覚えでしたが、
だいたいの見当をつけて訪ねていきました。

建物は見つかったのですが、共同住宅だったので、
入口にはたくさんの人の名前が載っていて
例の女性がどこに住んでいるのかさっぱり分からず。

途方にくれていたところ、たまたま同じ建物内に住んでいる
やはり初老の婦人がどこからか帰ってきたので、
その方に聞いたところ、年格好、自転車を利用している、など
例の女性を描写したところ、「マイヤーさんに違いない」と判明。

で、呼び鈴を押してみたところ、例の女性でした。
これは本当にラッキーでした。

で、私は自分の誤りを認識していなかったこと、
そして、少なくとも停車するべきだったこと、
などを述べ、お花とチョコレートは怪我の痛みを
治すことはできないが、慰めにはなると思い・・・
と言い、丁重に謝りました。

マイヤーさんは
「私は最初から間違っていたのはあなただったと
分かっていた。」
とドイツ人女性らしく自分の主張を繰り返しましたが、
それでも、「もういいのよ、気にしないで」
と言ってくれました。

めでたしめでたし、でした。

やっぱりお見舞いに行ってよかった。
これで私も「よく眠れる」と安心。

まあ、今回どうも私が悪かったらしいので、
お見舞いに行ったのは本当によかったのですが、
この出来事は私の自宅の近所で起こったことだったので、
後味の悪いままで放置しておいたら、ご近所で悪評が立つ
恐れもありました。

こういう時、私は外国人ですので、特に要注意なわけです。

つまり「外国人の素行」は特に批判の対象になりやすいので。

ここでお相撲に結びつけるのも変ですが、
横綱ハルマもそういう意味で気を付けるべきでしょう。
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(出典:www.spiegel.de)

きょう日本の各地で行われた脱原発デモについては
ドイツでも報道されました。

「福島第一原発事故以前日本は30%のエネルギーが
原発依存だったが、それがきょうから42年ぶりに0%となった」

「デモは(再稼働に反対し)永久に原発ゼロを訴えた」

ドイツがいち早く原発廃止を決定したのには、
脱原発を求める民意の高まりが背景にありました。

日本の市民ももう「お上の言う事」を何もかもそのまま
受け入れてはならないことに目覚めたようです。

今こそ、頑張れ、ニッポン! と言いたい049.gif
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日本では毎年GWの頃はお天気ですし、
まだそれほど湿気も多くなく、
過ごしやすい一番いい季節ですよね058.gif

あまり休暇を取れない日本人はこの時とばかりに
海外に出かける方も多いでしょう。
でも、本当は家で静かに過ごす絶好のチャンスかもしれません。

さて、こちらも昨日から急に気温が上がり、
10度前後から急に30度になってしまいました005.gif
で、きょうは気温はそれほど上がりませんでしたが、
まあ、明るい天気だったので、裏山に登ってきました。
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明日から5月。
こちらも5月は祭日もお天気の日も多く、
なんか嬉しくなる季節です001.gif
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ニュルンベルクからの帰りのIC(インターシティ)の中でのことです。

一等のコンパートメントの窓際の席に進行方向に背を向ける形で
一人で座っていました。

この線の一等はいつも空いているので座席指定(特急券とは別売りで
5 EUR程度)はとっていませんでした。

その日も空いていて、コンパートメントは6人用ですが、
どこもせいぜい2,3人程度しか埋まっていませんでした。

で、私の座っていたコンンパートメントはまだ私だけでした。

突然、まだ20代の若い女性が入ってきて、私の目の前に
自分がインターネットで購入したチケットを突き出し、

「あなたの座っている席は私の席」

と言いました。

で、私はその振る舞いにちょっと驚きましたが、

「OK」

と言って向かい側の席に移動、
つまり、進行方向に向く形に座り直しました。

これ自体は何の問題もない出来事でした。

しかし、しばらくの間、今起こったことが、いかにもドイツ的なシーン
であったことが私の頭から離れませんでした。

相手は「若い」「インターネットでチケットを購入した」
そして「携帯電話も使いこなす」女性です。

なんで年配のおばあさんによくありそうな「頑固さ」を通したのか・・・

自分のその予約した席に座って、そのコンパートメントが
埋まらないままの状態だったのを見て、
後で恥ずかしくならなかったかなあ?

よく進行方向に向いて座りたい、という人がいるのですが、
彼女の予約席は進行方向に背を向ける席だったので、
その理由も考えにくい。

もしかしたら、後から電車がいっぱいになって
余裕がなくなると思ったのでしょうか?

それならその段階になって「自己主張」してもよかったんですよね。
ま、いっぱいになるのはまず「あり得ない」ことなんですが。

で、実際にはそのコンパートメントは後から一人来て、
先に降りただけでした。

結局、彼女と私は同じ駅まで行ったので、ずっと一緒
だったのですが、車中ではなんとなく気まずい雰囲気が・・・

普通は向かい側に座っている人とちょっとした会話を
することもあるのがコンパートメントの良さでもあるのですが、
一言も口をきかずに終わってしまいました。

ああ、ドイツだなあ、と思った出来事でした。
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本当は昨夜あったブンデスリーガの試合、
ドルトムント対バイエルンミュンヘンについて
レポートを書くつもりだったんですが・・・

丁度福島第一原発についてのレポート情報が入り、
それを見たら、それをこのブログで紹介する方が
先決と思われました:

http://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-546.html

ドイツ公共放送ZDFテレビ制作ですが、
日本語訳がついているので是非ご覧ください。
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