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近くに住む夫の母を訪ねました。
彼女は私の日本行きを心配していたので、言わば無事帰還の報告です。
自分で焼いたチーズケーキを持参して、またまたちょっとゴマすり037.gif

日本行きはずいぶん迷いましたが、行ってきてよかったと思っています。

私の帰国を機に集まってくれた友人たち(首都圏在住)は、
皆、人と心を割って話すことに飢えていたように感じました。

震災時にはそれぞれがバラバラな所でとても怖い思いをしました。
以来、それぞれが震災に関わるいろいろな問題と向き合ってきました。

親戚に津波被災者が居て、被災地にお葬式に「通っている」人、
液状化による断水に苦しめられていた人、
老人介護の中で緊急時の対処をどうしたらいいか心配している人、
再び起こるかもしれない大余震への不安、
そして、持続する原発問題への不安・・・

こういったことを吐露して語る時間が「私たち」には必要でした。

そして、震災前にはなかった「危機感」に目覚めた私たちは、
もう元には戻れないと今私は感じています。

目覚めたと言えば、今回の福島第一原発事故が起こってよかった(?)
ことがあるとすれば、原発問題が無視できないことだと
気がついたことでしょう。

実は私は、以前から反原発活動を社会的に行っている私の恩師に
勧められて、「もう一つのノーベル賞」ライト・ライブリフッド賞を
受賞した反原発運動家で科学者の故高木仁三郎氏の著書を、
過去に数冊読んだことがありました。

しかし、そのメッセージすら、当時「目覚めていなかった」私には、
通り過ぎてしまっていたようです。

今、本箱から取り出して、再読したいと思っています。

一方、先日、朝日のWEBRONZA
http://webronza.asahi.com/
に宇宙飛行士の山崎直子さんが書いていらっしゃった記事
にも考えさせられました。

1986年に起こったチャレンジャー号の事故原因究明をした物理学者
リチャード・ファイマン氏の「真の原因が、組織の評価をあげようとして
安全性の基準をゆるめてしまう組織体質にあることを指摘する」
個人的見解のことです。

氏はその見解を「技術が成功するためには、体面よりも現実が優先
されなければならない、何故なら自然は騙せないからだ」
と締めくくっているそうです。

いずれの科学者の目にも尊敬の気持ちを抱かずにはいられません。
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約12日間の日本滞在を終えて明日ドイツへ帰ります。
友人・知人の中には、日本帰国を全くお知らせ
できなかった方たちもいました。
ご無礼お許しください。
何しろ今回の日本行きは急に決定したのと、滞在が短かったのが
理由で、そういうことになってしまいました040.gif

さて、日本滞在最後のきょう・・・

思いがけず、HealingArt という
アコースティックギターデュオのコンサートを
聞く機会に恵まれました。

ギターの音色に(グループの名のとおり)癒されました060.gif
今こそ、こういう音楽が心に響く時です。
若い2人のアーチスト、頑張ってください!

で、夕方は 懸案の「すし屋」へ。

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上質の日本食、しばらく食べ収めなので037.gif
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お天気は曇りがちでしたが、途中バスの中からは富士山が見えました。
富士山が見えるって、何か幸運をもらったような気になりませんか?

ツツジはまだ満開ではありませんでしたが、
ところどころ色彩豊かに咲きほこっていました:
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また、シャクナゲ(ツツジ科)も綺麗でした:
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温泉にも浸かり、すっかりいい気分。
原発ニュースも地震も一瞬忘れた1泊2日でした。

箱根には小さい時から両親や兄弟と休暇旅行した
思い出がたくさんあります。

休暇旅行って、1年にせいぜい2, 3日のことでしたけれど(笑)。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

さて、きょうは琴欧洲が10日目にして7敗目を喫しました。

なんか墓穴を掘るような負け方ばかり。
3つの白星も拾った感の強い勝ち方でした。
とにかく、足が前に出ない、動きが悪い。

会場からは「それでも大関か!」と怒鳴る声が聞こえたそうです。
可哀想に・・・と私はシュン。

何しろ酷いスランプですからね、心配です。

明日から休場が危ぶまれていますが、
私もこのまま対戦相手に星を献上し続けるよりは、
プッツンと中断し、引きさがった方がいいと思います。

で、いよいよ自己改革に挑み、カド番で迎える来場所は、
新たな強さを身につけて再登場してもらいたい・・・

がんばれ、カロヤン!
応援しています。
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琴欧洲は突き落としで豪風に負け050.gif

とうとう5連敗になってしまいました。
それも白星はまだ1個だけ。

きょうもあわてて自分から土俵の外に落ちていったみたいでした。

ここで、明日はアミ戦、という最悪のシナリオ・・・

しかし!

「最悪」とはもっと違うことを言うのです。

災転じて福となす・・・

そして、「災」とはもっと違うことを言うのです。

自分の力が及ぶことは「災」とは言わない。

そう、カロヤン、自分の力で負のスパイラルからの脱出を!
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きょうはストリーミングでお相撲を観戦。

カロヤンは4連敗してしまいました021.gif

解説の元琴錦。
同部屋出身なので、今朝電話でアドバイスしたとか・・・

カロヤンの黒星にガッカリした様子を隠せませんでしたが、
「まあ、(自分の言うことを聞いて)よくやった」
っていう感じでした。

大関だから当然なんですけど・・・と付け加えていましたが。

突っ張って豪栄道をよく攻めていったのはよかったんですが、
突っ張りが利いたのが裏目に出たというか、
身体が離れてしまった上に、豪栄道が土俵際をよく回って逃げた。

それで最後はカロヤンの方がいなされて突き落とされてしまった。

惜しかったです。
でも大関だから「可哀想」に思ってはいけないんですよね。

元琴錦も土俵に上がったカロヤンを見て
「どうしてあんなに心細そうな顔するんだろう?」
と言っていました。

それってお相撲さんにかける言葉ではないですよね。

でも、私たちファンもなんか心配になっちゃうのは確かです。

連敗を伸ばしたことによって
完全に負のスパイラルにはまってしまったようです。

あれだけの大器です。
この際、星にはもう拘らずに(それどころではないでしょ022.gif
自分自身との闘いに勝つことが先決047.gif
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(夫の大好物のアーモンドケーキを焼きました。
留守にするのでちょっとゴマすり037.gif

前回予定より早くドイツに帰るために新たに購入した
航空券を利用して、再び日本にやってきました。

今回の日本行きについて、直近の家族からは
「行ってくれば?」「もう大丈夫じゃないの?」
などと意外とあっさりコンセンサスが得られたのですが・・・

夫の母(83歳)は一瞬絶句。

で、私は、駐日ドイツ大使も、東京で働いているドイツ人たちも
東京に戻っていているし・・・などと説明しました。

それでも納得できない様子だったので、
さらに首都圏の放射能線量の値も正常値だし、
日によってはドイツの値より低いこともある・・・

すると、
「信じられない」「そういう公けの値は信用できないこともある」・・・

このところドイツ人とこのテーマになると、
いつもこのような懐疑的な反応になるので、
それ以上話が続きません。

それで、結局私は
「不安や危険はどこにでも転がっている。
今、不安が理由で日本に行かないとしたら、
私は一生日本に帰れないことになる」
と言ってしまいました。

姑も返す言葉がなかったのか、そこで話は終わり。
「家族が納得しているなら」と折れてくれました。

まあ、私のことを心配してくれているわけなので、
有難いことだと思うべきかもしれません。

確かに、日本に出かけるかどうか、私自身、長らく迷っていました。

しかし、最寄りの駅から電車に乗り、ミュンヘン空港に着くあたりから、
自分でも不思議だったのですが、「嬉しい気持ち」が湧いてきました。

まあ、日本食が食べられるとか、そういう実際的な楽しみはいつものこと。
でも、今回の「嬉しい気持ち」は何かそれとは違う種のものでした。

今、日本人がぶち当たっている困難を遠くから「大変ねぇ」と見ている
のではなく、それを乗り越えようとしている輪に加われる嬉しさ、
共有感が持てる嬉しさ、といったもののような気がします。

しかし、一般的には、今この時期にヨーロッパから日本へ行く人は
ビジネスでもプライベートでもやはり少ないようです。
私の乗った飛行機(オーストリア航空)もガラガラでした。

―――――――――――――――――

ところで、空港で搭乗時間まで少し時間があったので、
ノートブックでお相撲のストリーミングを見てみようと
思いつきました。

でも、見なきゃよかったかも・・・

画面に映ったのは、ちょうど琴欧洲の立合いの瞬間。

カロヤンは北大樹に向かって行ったと思ったら、
あっという間に反対側に飛んでいってしまいましたぁ・・・021.gif

初日は(私は見られませんでしたが)鶴竜に逆転勝ちしたものの、
2日目のトチオウザン戦では訳分からず土俵を割りました。

大相撲存続の危機を抜け出す一歩となる技量審査場所。
相撲を取れる歓びが満ち溢れているところを見られるかと
思ったんですけれど・・・

2日目に高見盛が勝ち星の後に誇らしげに上を向いた姿を見ました。
「ああ、またこれを見られてよかったなあ」と単純に
感動したのは私だけだったでしょうか?
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きょうの午後、私の住んでいる町のある記念パーティで
市長さんと同席しました。

実はこの市長さん、東日本大震災が起こって数日後に
ベルリンの在独日本大使にお見舞いのお手紙を送ったのでした。

なぜそれを知っているかというと、
その手紙、私が日本語に翻訳したからです。

当時まだ私は東京に居て、全てメールのやり取りで翻訳を送ったり
したので、それ以来お会いしたのがきょう初めてだったのです。

それで、きょう、市長さんにその翻訳のお礼を言われました。

私は、
「とんでもない。こちらこそ日本のことを思ってくださり、
ありがとうございました。」
と(日本人を代表して)お返事しておきました。

手紙の中には、こちらの町で日本の被災者の方たちを
一時的に受け入れる用意があります、といった内容もありました。

現実的には、言葉も通じない方たちに慣れない異国で
過ごしていたただくのは別のストレスにもなるかもしれないので、
本当の助けにはならないと私は思いますが、
具体的な支援を申し出てくださるなんて、
感動しました。

きょうも、私が「今、本当に日本人全員にとって困難な時です。」
と言うと、市長さんは「何かできることがあったらいつでも言ってください」
と、あたたかい言葉をかけてくださいました。

で、私は非現実的とは思いながらも
「では、もし私の日本の家族がこちらに避難したいと言ってきたら、
市長さんにお願いするかもしれません。」
とちゃっかり言ってしまいました。

すると、市長さん「いつでも連絡してください。」
と誠実に答えてくださいました049.gif

本当に、お気持ちだけでも、有難いと思いました。
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きょうは友人2人、レギーネとレギーナとランチ。

レギーネが近くご主人の仕事の関係で
ケルンに引っ越すことになったので、
久しぶりに3人で会って食事をすることになりました。

3人が仲良くなったのはリコーダトリオを組んで
練習していたのがきっかけです。

でも、それぞれ忙しくなって最近はお互いに
すっかりご無沙汰していました。

このメンバーで集まるといつもちょっと硬派な話題になります。
それが生来理屈っぽい私には結構気に入っているところ。

今回は当然日本の東日本大震災の話になり、
私がどんな思いをしたのか、2人に聞かれました。

で、私は、ドイツでは原発事故のことがあまりにヒステリックに報道
されたので、「そうではない」とか「その通り」だとか、そういう話は
したくないのだけれど・・・と前置きして、自分の震災体験を語りました。

すると2人は、地震が起こった時に自分の友人(私)がその場に居る、
と考えただけで、遠い国の事ではなく、また、単なる社会ニュース
ではなく、本当に心が痛む出来事だと感じたと言っていました。

原発賛成とか反対とかの議論にならず、率直に自分たちの「感じ方」を
語ってくれた2人に何かホッとしたものを感じたりして・・・。

で、いつどんな事に出会うか分からない、という話になりました。

というのも、レギーネの引っ越し先ケルンに近いデュッセルドルフでは、
3日前に大規模爆弾テロを計画していたとして3人の男が逮捕された
ばかり。

もう片方の友人レギーナはモロッコの休暇から月曜日に帰国した
のですが、ちょうど5日前に爆発が起こって14人が死亡したモロッコ・
マラケッシュの繁華街にあるカフェに、彼女は爆発の2日前に行って
いたのだそうです。

危険はすぐそこにある、というかなんというか、運命的なものを感じます。

私たち日本人はこれまで平和ボケしていたところがあったと思います。

私自身、地震が起こった時、これは映画の中の話ではないんだ、
現実のことなんだ、と納得するまで何か時間を要しました。

それだけに危機管理ができていなかったなあ、と感じます。

いつも不安を感じていては病気になってしまうけれど、
しっかりと目を見開いて生きなくては、と思います。
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