2009年 10月 03日
オリンピック
(出典:www.spiegel.de)
2016年の夏季オリンピック開催地に
リオデジャネイロが選ばれましたね。
東京への招致に関しては、正直、過半数の日本国民と同じく
私もあまり関心がなかったのですが、昨日のデンマークでの
選考会の様子には、なかなか興味深いものがありました。
鳩山首相の「環境を破壊することなく繁栄する姿を見せたい」
という主張は、先頃国連で行ったCO2削減25%の主張と合わせて、
素晴らしいビジョンだと「私は」思いました。
ところが、こちらのメディアでは、
「日本のプレゼンは日本国民の民意と同じで素っ気ないものだった」
と批評されていました。
東京は、資金、安全性、競技場が8km以内にまとまっていること、
などが特徴だったので、「冷静な判断が下されれば自信がある」と
都知事も言っていたそうです。
しかし、シカゴが駄目だったのは、北米での開催が頻繁すぎること、
マドリードはドーピングスキャンダルが問題だったこと、
など、それぞれ冷静に考慮された結果だった様子。
で、東京が駄目だったのは、やはり
「(民意にしてもプレゼンにしても)心に訴えるものが欠けていた」
のが原因のようです。
石原都知事は作家でもあるので、
その辺のことについては本来理解が深いはずなんですが・・・
長いこと政治家をやっていて忘れてしまったものがあるのかも?
開催地に決まったリオは2014年にワールドサッカー開催も控えています。
それがオリンピック開催地としての力量を示す試金石になるだろう、
とも言われています。
また、聞くところによると、
ミュンヘンが2018年冬季オリンピック開催地に立候補しているんだそうです。
それで、今回もしマドリードが選ばれていたとすると、チャンスが少なくなったらしい。
で、関係者はリオになってホッとしている、とか・・・。
それから、東京はオリンピック開催は駄目だったけれど、
それとは関係なく、提案していた「1000ヘクタール以上の緑地づくり」など
環境保護対策、進めてほしいですね。
I love Tokyo