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ドイツと日本の話

ドイツは銅メダル

ドイツはウルグアイに3対2で勝ち、
3位となりました049.gif

決勝進出を逃したショックが大きく、
3位決定戦にモチベーションを維持できるかが焦点でした。

折から監督はじめドイツチームには風邪が万延、
何人かの主要選手が不出場、歴代W杯得点記録にあと一つに迫った
クローゼまで怪我で不出場、それにこれまで控えだった選手に
チャンスを与える意味もあり、これまでと大分変わったメンバーで
試合にのぞみました。

全体的にドイツが優位ではありましたが、
ウルグアイのボールを取ろうとする気力に押される場面も多々見られ、
ドイツには長い激しいトーナメントの疲労感も感じられました。

ドイツの1点目はシュヴァインシュタイガーがゴール直撃のシュートを
放ち、それをウルグアイのGKが阻んだけれど、前に落とした。
そのこぼれ球を走りこんできたミュラーがいとも簡単に入れたのでした。

それが本当に楽に入れたゴールという感じだったので、
このままドイツが簡単に勝つかなあ、という気がしたくらいでした。

しかし、そう簡単にはいかなかった。

よりによって今大会最高の働きをしたと言われている
シュヴァインシュタイガーがMFでボールを取られて失敗。
それをそのままウルグアイがゴールに持っていって1-1の同点。

同点のままで前半が終了。

さらに後半はじめにウルグアイがリードを奪還して2対1。
ウルグアイの監督が(終了までの時間を確認するように)
すぐ時計を見たのが印象的でした。

この時、見ている方としては、
「ウッ、ちょっと負けたらヤバイかも・・・」と思いました。

だって、優勝にもう少しだったと思われていたチームが、
そして大会を通じて最も高い評価を受けていたチームが、
最後の試合に負けては・・・ちょっとね。

もしかしたら選手たちも同じことを感じたかも。
なぜって、この辺から、ドイツは必死になった、
つまりモチベーションに目覚めた気がします。

で、結局、ヤンセンとケディーラがそれぞれゴールを決めて3-2。
ヤンセンもケディーラもストライカーではないので、
めずらしいゴールでしたが「めでたしめでたし」でした001.gif

まあ、試合の質はともかく、盛りだくさんの内容で、
また、若いドイツチームが、リードを奪われていながら、
自力で同点に追いつき、さらに勝ち越し点をあげた
という精神力の強さを見せたことがこちらでは評価されています。

ドイツにとってW杯最後の試合として、十分評価される試合でした。

試合後のインタビューなどもいろいろ聞いていたのですが、
特に私の印象に残ったのは、昨日ドイツGKを務めた
ブット(本来 GK No.3)の言葉です。

ブットという人はもう36歳なのだそうですが、そういう年長で、
これまで控えだった人が
「この若いチームは素晴らしい!」と言っていたことです。

これって本当の事だと思わせる説得力ある言葉でした。
by mamapanda_mimi | 2010-07-11 18:17 | サッカー | Trackback | Comments(0)