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ドイツと日本の話

再び日本

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(夫の大好物のアーモンドケーキを焼きました。
留守にするのでちょっとゴマすり037.gif

前回予定より早くドイツに帰るために新たに購入した
航空券を利用して、再び日本にやってきました。

今回の日本行きについて、直近の家族からは
「行ってくれば?」「もう大丈夫じゃないの?」
などと意外とあっさりコンセンサスが得られたのですが・・・

夫の母(83歳)は一瞬絶句。

で、私は、駐日ドイツ大使も、東京で働いているドイツ人たちも
東京に戻っていているし・・・などと説明しました。

それでも納得できない様子だったので、
さらに首都圏の放射能線量の値も正常値だし、
日によってはドイツの値より低いこともある・・・

すると、
「信じられない」「そういう公けの値は信用できないこともある」・・・

このところドイツ人とこのテーマになると、
いつもこのような懐疑的な反応になるので、
それ以上話が続きません。

それで、結局私は
「不安や危険はどこにでも転がっている。
今、不安が理由で日本に行かないとしたら、
私は一生日本に帰れないことになる」
と言ってしまいました。

姑も返す言葉がなかったのか、そこで話は終わり。
「家族が納得しているなら」と折れてくれました。

まあ、私のことを心配してくれているわけなので、
有難いことだと思うべきかもしれません。

確かに、日本に出かけるかどうか、私自身、長らく迷っていました。

しかし、最寄りの駅から電車に乗り、ミュンヘン空港に着くあたりから、
自分でも不思議だったのですが、「嬉しい気持ち」が湧いてきました。

まあ、日本食が食べられるとか、そういう実際的な楽しみはいつものこと。
でも、今回の「嬉しい気持ち」は何かそれとは違う種のものでした。

今、日本人がぶち当たっている困難を遠くから「大変ねぇ」と見ている
のではなく、それを乗り越えようとしている輪に加われる嬉しさ、
共有感が持てる嬉しさ、といったもののような気がします。

しかし、一般的には、今この時期にヨーロッパから日本へ行く人は
ビジネスでもプライベートでもやはり少ないようです。
私の乗った飛行機(オーストリア航空)もガラガラでした。

―――――――――――――――――

ところで、空港で搭乗時間まで少し時間があったので、
ノートブックでお相撲のストリーミングを見てみようと
思いつきました。

でも、見なきゃよかったかも・・・

画面に映ったのは、ちょうど琴欧洲の立合いの瞬間。

カロヤンは北大樹に向かって行ったと思ったら、
あっという間に反対側に飛んでいってしまいましたぁ・・・021.gif

初日は(私は見られませんでしたが)鶴竜に逆転勝ちしたものの、
2日目のトチオウザン戦では訳分からず土俵を割りました。

大相撲存続の危機を抜け出す一歩となる技量審査場所。
相撲を取れる歓びが満ち溢れているところを見られるかと
思ったんですけれど・・・

2日目に高見盛が勝ち星の後に誇らしげに上を向いた姿を見ました。
「ああ、またこれを見られてよかったなあ」と単純に
感動したのは私だけだったでしょうか?
Commented by tuka at 2011-05-12 09:21 x
昨日両国へ見に行ってきましたが、
欧洲...立ち会いからまるで覇気が無く、簡単に寄り切られました。出足の鈍さを見透かされるように〜横向きに押し出される姿は、むしろ痛々しかった。。どうなってるんだろう。。
Commented by mamapanda_mimi at 2011-05-12 09:29
え~?!tukaさん、見にいってらしたんですかぁ?
私は日本に来たのにストリーミングも見そこなってしまいました。
ヤバイことになってきました。
八百長疑惑をささやかれないためにも角界全体にとって大関が「明確な成績」を上げることがこれほど重要な場所はないのに、勝ち越しギリギリの成績なんて上げることになったら困りますよね。
それどころか、今現在もう負け越し成績ですから8勝も上げられないことになったら・・・ドキドキ。
カロヤン、どこか悪いんでしょうか?
Commented by tuka at 2011-05-12 17:48 x
それならお誘いすれば良かったですね〜...
アフターフェスティバル。。
Commented by mamapanda_mimi at 2011-05-12 18:32
私が見に行ったからといってカロヤンが勝てたわけでもなく・・・
ま、困難に陥った成人した子供に親が手を差し伸べてやれない辛さとじれったさに似ています。すでに何度か経験済みです(笑)
by mamapanda_mimi | 2011-05-11 12:19 | いろいろ | Trackback | Comments(4)