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ドイツと日本の話

朝青龍問題

ニュースなどから聞き知る情報から判断することしかできませんが、朝青龍は「恐い」と言っているとか。あの朝青龍がそんな言葉を発していることから、本格的に欝病なのではないか、という気がしています。

心の病気は、計り知れないものがあり、特に「気合」が大事な資質の一つとされる相撲界では、ともすれば「気がたるんでいるからだ」とか「仮病だ」といった見方をされるかもしれません。しかし、ここは医師の判断に従って、環境を変える(モンゴルに帰る)ことにした方がいいのではないか、というのが私の意見です。

舞の海さんの意見は「モンゴルに帰らず、国技館の近くで治療がよい。すぐに場所が始まるので、離れてしまうと今まで自分が真ん中で頑張っていた相撲を客観的にみるようになってしまう。体力も落ちるし、相撲勘がなくなる心配アリ。モンゴルへ帰る場合は、どのくらいで戻るかが大事。引退を考えて・・ということにもなりかねない。」(要約)と聞きましたが、これは相撲界側に立っている人の意見ですね。

朝青龍個人の人生を考えれば、モンゴルに帰り相撲から遠ざかることによって復帰に時間がかかり結果的に引退を考えざるを得ないことになっても、まだ若く、これまでの素晴らしい実績がある彼にとってはその方がいいのではないか、と私は思います。

私は、朝青龍に対して、土俵上の礼節のなさなど、これまで批判的な意見を持ってきましたし、彼の今回のサッカー事件は何とも幼稚な行為に思え呆れました。また、相撲協会にもいろいろな思惑があることは想像できます。しかし、「心の病気」は軽視すべきではないのではないでしょうか。
Commented by keepon_ann at 2007-08-23 20:51 x
>朝青龍個人の人生を考えれば、・・・(中略させていただきました)・・・まだ若く、これまでの素晴らしい実績がある彼にとってはその方がいいのではないか、と私は思います。

私もこの部分に激しく同意します。

「解離性障害」という病は、実は精神的に強い人間がかかりやすい病気だと書かれてある記事を読みました。朝青龍ほどの人間がそんなに弱いなんて・・・・と思っていたので、ちょっと納得。

根本的な原因に立ち返ることができないのは何かはがゆいのですが、
協会の利益や相撲ファンの要求を押し付けるだけではなんの改善策も見出せない段階に来てしまったと思います。
逆に言えば、今回の件をもって、協会もいくつかの問題提起(たとえば外国出身の力士と日本との感覚の隔たりを認め、受け入れるべき部分もあるのではないか、指導の中身の再考など)を受けたと考えて、それに取り組んで欲しいです。

私の希望を言わせていただければ、土俵に帰ってきて欲しいです・・・。これはもう朝青龍だけの努力では無理だとは思います。なので、結果的に引退もあるかもなと思っています。そこで冒頭に引用させていただいた、mamapandaさんの意見に同意します。
Commented by mamapanda_mimi at 2007-08-23 22:07 x
いずれにしてもこんな問題であの無敵と思われた朝青龍が窮地に立つとは誰も予想できませんでしたね。何か人生を考えさせられます。
Commented by tuka at 2007-08-24 16:11 x
高砂親方も朝青龍同様の厳罰を受けて文句は言えないはずなのですが(減棒4ヶ月はありましたが)、この問題に対する厳しさが感じられない...。

親方として管理責任の問題でもあり、連帯責任の感覚をもって厳粛に受け止めていただきたいのですが.、いつもの呑気なトークは「当事者では無い」と言いたげなのと、朝青龍を冷たく突き放していて見ていて不快です。
Commented by mamapanda_mimi at 2007-08-24 19:26 x
朝青龍には慢心と油断があったと思います。それを野放しにしていたのは親方です。高砂親方の管理責任が問われるのは当然でしょう。

高砂親方と朝青龍の関係は、先日急死された先代佐渡ヶ嶽親方とその弟子たちとの関係とあまりにも対照的ですね。

by mamapanda_mimi | 2007-08-23 18:29 | Trackback | Comments(4)