人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ブログトップ

ドイツと日本の話

サッカー 欧州選手権 ドイツ 1 対 0 オーストリア

昨晩のBグループのファイナル、ドイツが勝ち、準々決勝進出を決めました。

本当は「速報を」と思っていたのですが、ワインを飲みながらテレビの前で観戦していたら、試合後眠くなってしまって更新が今朝になってしまいました。

まあ、あまり興奮するような試合ではなかったこともあります。
誰もが「勝ってとりあえずホッとした」という感想を持ったのではないでしょうか。
ドイツはまだまだ動きも悪く、本調子ではない、というか、準々決勝であの感じでは対戦相手ポルトガル(試合は19日木曜日)にはちょっとかなわないだろう、というのが大方の見方です。

昨日唯一のゴールは、バラックのFK。
これはもう「すばらしい~!」の一言につきました。
あれだけ取っても試合全体より感動しました。

それから昨日VIP席で観戦のメルケル独首相も試合後のインタビューで思わず名前を挙げて絶賛していましたが、フィリップ・ラーム。
よく走り、ものすごく効果的に動いていて、本当によかったです。
そもそもバラックのFKのきっかけを作ったのもラームでした。

ドリブルしながらどんどん縦に動いていき、ボールを前にもっていった所でファウルをしかけられたためにドイツがFK権を得た所がゴールから25mの距離の地点。
そこからバラックが時速130kmのキック!
それがゴールとなったわけです。

ところで、このサッカー用語ですが、日本では英語ですけど、ドイツではドイツ語なので、私にとっては結構ややこしいです。
たとえば、釜本・杉山時代から「コーナーキック」という言葉に慣れ親しんできたのに、ドイツでは「エックバル」ですものね。
「ゴール」は「トア」、「オフサイド」は「アップザイツ」などなど・・・。
なんかイメージ違うでしょ?

さて、今回のE杯が社会現象に与える影響ですが、W杯の時のような盛り上がりは今のところ見られません。
昨日など試合開始前、ドイツ中が成り行きを心配してドキドキしている?のか、「シーン」としていました。
もちろん今回はドイツは開催国ではないので雰囲気が違うのは当然ですが、私はやはりドイツのナショナルチームに「オーラ」が不足していることに大きな原因があると思います。

その「オーラ」ですが、いったい何なんでしょうね。
意外と簡単な言葉で言い換えられるものなのではないでしょうか。
つまり、選手たちが「サッカーを楽しんでやっている」といったこと・・・。

ちょっと見回してみると、今回では、オランダチームがそれを放っているように思います。
調子がよくて強い! だから選手も楽しく感じている。
それを観ている方も感じる。

そこで、またまた・・・
大鵬さんがカロヤンについて言っていたことを思い出しました:
「心ですよ。相撲を取る喜びを感じて淡々とやれば、無の心境になってきますよ。」(読売「大相撲」2008年6月号)

共通するものがありますね。
by mamapanda_mimi | 2008-06-17 16:30 | Trackback | Comments(0)