2008年 07月 23日
2008年大相撲名古屋場所11日目
きょうは私もあまり心配していませんでした。
でも、相撲は「何が起こるか分からない」ところがありますからね、こちらの応援の心入れも油断はできません。
とりあえず給金直しできてよかったです。
この後もまだまだどんどん強いところを見せてほしいですね!
稀勢の里と朝赤龍の取り組みで、朝赤龍が今場所3度目の変化をしたのには、嫌な気がしました。
しかし、キセノンはその変化にはまらなかったので、すごいすごい、と褒めたい気持ちになって応援したのですが、結果的には朝赤龍の下手投げに敗れました。
私ったらいつからこんなに稀勢の里を応援するようになったのかしらん?
さて、琴光喜が千代大海に負けてしまいました。
というか、千代大海が琴光喜に勝ちましたね。
同じことだけど、千代大海が勝っていた、と感じたので驚いたというわけです。
お相撲って分かりませんねぇ。
それで、白鵬が安馬に圧勝したので、単独も単独、1敗と2敗がなくて3敗力士が数名で全勝の白鵬を追うという珍しい形になりました。
北の湖の心中はいかに・・・
白鵬の安定した強さを絶賛すると同時に、その他の力士のふがいなさを嘆いている?
展開がつまらなくなるので、残念ですけどね。
星が割れればこういうこともあり得る。
全体を見るとやはりカロヤンの成長が待たれますねぇ。
しかし・・・
モンゴル相撲の下地があって若い時から相撲の技を磨いてきた横綱と、全く異文化に乗り込んできてあらゆる新しいことを超スピードで吸収してここまで上がってきたカロヤンとは、同じ外国人力士でも天と地の差のある全く違うテーマであることを私たちは忘れてはいけません。
面白いことに、英語の大相撲放送を聴いていると、解説者がカロヤンが勝つと喜んでいるのが分かります。
同じ西欧人として応援している気持ちが声に表れるんでしょうね。
余談ですが、以前、高見山の引退時に、故あって在日アメリカ大使館関係の引退パーティに招かれて出席したことがあります。
その時、高見山が他のアメリカ人にとても尊敬されている存在であることを感じたことがありましたっけ。
話をもとに戻します:
ファンも相撲協会もマスコミも、もう少しカロヤンに時間を与えてあげるべきだと思います。
特にマスコミですけど、ポテンシャルのある人をつぶすようなアプローチはやめるべき!
更新はたいがい私の方が遅めになるので、自分の記事をアップしたあとにmamapandaさんの記事を拝見するのが楽しみになっています♪
稀勢の里の不信を残念に思う気持ち、私にもあります。カロヤンのライバルには強くあって欲しいと願うからかなと自分では分析しているのですけど、mamapandaさんはどうなんでしょう。
カロヤンは精神的に弱い弱いと言われているけど、実際取組のひとつひとつにはそれが現れてしまうものもあるとは思います。でも、mamapandaさんが仰るように、彼が基本的に持ちあわせているフロンティア・スピリット、この強靭さは認められるべきです。
彼の好きな言葉は「努力」ですね。日本人にもよく好まれる言葉ですが、彼は日本人以上にこの言葉の意味を理解しているんじゃないかと思いますよ。
しかし、中傷(たとえば初日の安美錦戦で手で顔を押された写真に「男前も台無し」みたいな説明書きがついていたことなど・・・)は許せない。そういう記事を目にすると、カロヤンのフロンティア精神に対する敬意が足りないのではないか、と思うわけです。